事業系ごみの急成長

2011.09.23

バブルがはじける前の一九八〇年代において、ごみの急増ぶりが目立ち、とくに大都市においてそれは顕著であった。また、家庭ごみよりも事業系ごみが凄まじい勢いで増えていた。東京では一九八五〜八九年における家庭ごみの収集量の伸び率は年平均三・四%にとどまっていたのに、事業系ごみはその四倍に近い伸び率となった。大阪市ではこれほどではないものの、事業系ごみは八八年度までの三年間に八・四%増え、四・四%増の家庭ごみの二倍の伸び率を記録、大阪市立大学教授をして「ごみ増量の元凶は事業系一廃」といわしめたほどである。それではいったい、このような事業系ごみの急増をもたらした第一の原因は何だろうか。それは紙ごみの増大である。事業系ごみの増大分の大半は、自治体の処理施設への「持ち込み」ごみが占めているが、その大部分が紙ごみであるという。都(区部)の事業系ごみの半分までが紙類で占められており、これが「怒れる紙々」とか「紙よりはじめよ」といわれる所以である。