英語のリズムとは

2011.08.12

英語のリズムとは何でしょう。日本語では、それぞれの音節(「等拍」と呼ばれるものに近い)を同じ長さで発話する傾向があります。例えば「こんにちは」なら、これを構成する五つの拍がほぼ等しい長さとなるわけです。一方英語の場合は、強く発話されるところと弱く発話されるところで音節の長さが異なります。そして、強い音節が一定の周期で現れること(等時性)が、英語の特徴とされています。音声学的には、このリズムは「強勢拍リズム(stresstimedrhythm)と呼ばれます。その特徴が著しい形で現れているのが、ナーサリー・ライムなどの詩の形式です。そこで「英語独特のリズムを体得するには、マザーグースを聞かせるとよい」となったようです。母語話者の場合、国語の時間や幼い頃の絵本などの読み聞かせを通して、このリズムにふれることがあるのは事実です。英語教材の広告には「母語話者はこうして英語を学ぶ」という誘い文句もあるようです。しかし常識で考えれば、育つ環境もふれる英語量もまったく異なる日本の子どもたちに、母語話者と同じ学習方法が適しているはずがないのです。