コンクリートの箱から木の家へ

2011.09.02

我が家が完成した。コンクリートの箱から木の家へ。どこにいても窓のある視界の広がりは、自然を身近に感じさせてくれる。家の中を抜ける風と自然の光の中でゆったりくつろぐ心地よさ。無垢の木、漆喰の壁・天井、自然素材の優しさ、キッチン・家具・照明カバーの手摺り・陶板・洗面ボールなど手づくりのあたたかいぬくもりが室内いっぱいに広がる。玄関から門扉へと続く細く長いアプローチ。水鉢にそそがれる涼しげな水の音、蔓性の植物そして四季折々の植生が楽しめるようにと植えられた木々、目をこころを楽しませてくれる。男と女、そして発育盛りのやんちゃな「かい」。愛らしい仕草で人を魅了する「もも」。そして唯一日本犬のりりしさを持つお姉さん役の「ぴぴ」、三人の娘たちとの生活がスタートした。土地探しから始まった家づくり。マンションの売却の関係で仮住まいが必要となった。しかし仮住まいそして新居へとの二度の引っ越しで随分身まわりがすっきりした。無駄なことをしてきたとの自責の念にかられながら、こういう機会でないと捨てられないと、かなり思い切って処分した。今後はもっとシンプルな生活をしていこうと強く思った。そして物が少なくなって生まれたゆとり空間、身軽な暮らしは、物に溢れた生活より、はるかに豊かな時間を過ごせることに遅ればせながら気づいた。