364日パンツスタイルでも、その日だけスカートをはいていく。「男と会う日」はそのくらい素直に女をする心意気、それが色気に変わるのである。女は加えて、男の目には何か何でも華奢に見えなければならない。同性の目には、細く映るだけでいいけれど、単なる細さはあくまで「女受け」。男の目には細いのではなく華奢、つまりは多少とも弱々しく映るべきなのだ。その華奢が、男の目には色気に映るからである。そしてその華奢を作るのが、素材の薄さであり、シルエットであり、鎖骨。ブラウスでもニットでも、素材が薄めでやわらかく、体の動きに合わせてテロテロと表情を変える服は、それだけで女を程よくか弱く見せてくれる。また、ウエストがちゃんと細く見え、ヒップがちゃんと丸く見え、そして全体がしなやかな曲線に見えるようなシルエットの美しさは、メリハリのきついグラマラスなライン以上に、色気を醸し出すはずだ。さらに華奢のキモは鎖骨。鎖骨を見せるだけで、体重にして5キロ分くらい痩せて見えるのはよく知られているけれど、鎖骨の強調は太めの女さえ華奢に見せる不思議な作用をもっている。男はそこに面白いほどひっかかってくるのである。ちなみに鎖骨をあくまでキュートに見せるには、衿ぐりを横長に大きく開けた60年代風のネックライン。首までほっそり見せる抜群の華奢効果からは、品のよい女っぽさがあふれ出してくる。まさに男と会う日のために生まれたような服である。