小学校の入試問題を数多く眺めてみて、思っていた以上に、五歳児が習得しておくべきだなと思える生活習慣や知識などを入試問題がきちんと押さえていることに感銘を受けた。そういった試験の準備のために記憶力・理解力・直感力・集中力を鍛えるのは、マイナスになるどころか、子どもの学力を将来的に伸ばすために必須ではないかとさえ思えた。わが子を見ていても、幼児期には家の中でぼんやりとテレビとファミコンで過ごしてしまいがちだった。あのときもいまも、口をあけてテレビを見ている娘を見るたびに、何かしら知的な刺激を与えてやらねばならないとつねに思ってきた。だが、ただやみくもに知識を与えるだけでは無意味だし、親子ともども長続きしない。それならば、「受験」という目標をもって子どもを訓練するのは、とてもいいきっかけになるのではないかと思う。幼児期に知的な関心を刺激し、ものの見方・考え方を示唆するのは親としての一つの義務かもしれないとさえ思う。
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