「ワタシが教えてあげるから。いい、スーツを買うとき、気を付けなきやいけないのがタグなの。ニセモノはタグをつけかえて、ブランド品として売ってたりするから要注意。事前にホンモノのタグとその縫い方(ブランドによって違う)を観察しておくのが見極めのコツ。ポールスミスの場合、日本の縫製技術が多く使われているので、縫製部分の細かさをチェックしてね。あとパンツのニセモノはジッパーがYKKなんてケースもあるみたい」「なるほど、勉強になるなあ。ところで○○さん、このグリーンの光沢素材のジャケット気に入ったんですけど」ダメダメ。これ、合わせにくいよ。○○はスーツ持ってないんだから、シンプルなのにしたほうがいいって」といったわけで、ワタシが選んだのは昨シーズンから日本限定でスタートしたモッズーポールースミス。50〜60年当時の詳細なデータをベースに作り上げた、ちょっと渋いライトグレーのスーツだ。(ビートルズが着てたようなやつね)三つボタンノーベントジャケットとノープリーツパンツ、お値段は7万2千円也。残高22万8千円。チーン。「あああ、この音、僕にはお葬式に聞こえるう」